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鳥原如未さんのこと。

鳥原如未と書いて、
“とりはらゆきみ”と読みます。
まだ世間一般には知名度は低いと思いますが、
劇団四季で舞台に立っています。

この前、「ヴェニスの商人」について書きましたが、
彼女もこの舞台のキャストのひとりで、
シャイロックの娘・ジェシカ役を演じています。

歌うことが大好きな彼女は、
劇団四季に入ってからもずっとミュージカル志向で、
最近では「美女と野獣」の主役・ベルを演じていました。
ですので、これが彼女にとって初のストレートプレイです。

実は、彼女とぼくにはちょっとした物語があります。

彼女との出会いは、もうかれこれ6年ほど前になるでしょうか。
まだ彼女が宝塚歌劇団の花組の娘役だったころのことです。
ぼくは当時、舞台の雑誌の編集長をしていました。
人の縁とは不思議なもので、ふとしたことがきっかけで出会い、
彼女のご家族も含めて、父と娘のような関係を続けてきました。

ぼくが言うと親バカのようですが、
彼女は本当に歌が上手で、ダンスも素晴らしいし、
ミュージカル女優としての素質は、
生徒のなかで抜きん出ていました。

でも、あるときから彼女は悩み始めます。

誰が見ても歌もダンスも見劣りする下級生が、
自分よりいい役をもらっていくのです。
次の公演もそうでした。またその次も・・・。
彼女は思いました。
ここが私の居場所なんだろうか、と。

彼女が宝塚音楽学校に入学したのは、
幼いころに劇団四季のミュージカルを観て、
私もミュージカルがやりたい、と思ったのがきっかけでした。
宝塚のきらびやかな世界にあこがれたからではなく、
まだ中学生だった彼女にとってミュージカルという夢を実現できる場は、
宝塚しかなかったのです。

宝塚大劇場の舞台に初めて立ってから7年後、
彼女は宝塚歌劇団と花組の仲間たちに別れを告げました。

ぼくも彼女にいろいろなアドバイスをしましたし、
大阪のアメ村の有名な占い師のところまで彼女を連れて行ったりもしました。
でも、結局は彼女が自分の意志で決めたんです。
何が待っているのか、まったく先が見えずに不安だったでしょうが、
自分で人生を選んだんです。

人間にはタイミングというものがあるんですね。
いまがまさにその時、という。

宝塚市から東京に引っ越してきた彼女を待っていたのは、
なんと、劇団四季のオーディションでした。
劇団四季のぼくの知人から連絡が入り、
臨時のオーディションを受けられるというのです。

合格の報せは、ぼくにとっては当然のことでした。
彼女の才能は、
本当に見る目のある人が見れば明らかだったからです。

昨年、京都劇場で開幕した「美女と野獣」で、
彼女が主役のベルを演じると聞いたときは、
京都まで飛んでいきました。
終演後、楽屋で彼女の顔を見て、
ぼくが感極まったのは言うまでもありません。

「美女と野獣」京都公演のキャスト表
「美女と野獣」京都公演のキャスト表     

         

頑張っても頑張っても、
人の十倍努力しても、
思うような結果が出ないなら、
そこはあなたの居場所ではないかもしれません。

その環境ではあなたの良さは生かせないんです。
こんなに頑張ってるのに、自分の方がもっとできるのに、
いつも誰かに先に行かれてしまう。

そんなときは、いつまでもそこで我慢していてはいけません。
あなたの居場所はほかにあるのです。
あなたに信念があるなら、あなたが本気なら、
きっと神様も、
あなたが本来の場所へ向かう味方をしてくれますよ。


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