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風見しんごさんのこと。

日本で発行部数NO.1を誇る雑誌
「家の光」の企画で、
風見しんごさんにお会いしました。

テーマは「家族の死と向き合う」。
東日本大震災で大切なご家族を失った方々の
インタビューで構成されていますが、
風見さんは、5年前に長女のえみるさんを交通事故で失い、
それからの心のありかたを語ってくださいました。
この企画でぼくが務めたのは聞き役です。

ぼくの仕事というのは、
まずいろいろな方々のお話を伺うということから始まりますが、
お話を伺っていてこんなに泣いてしまったのは初めてです。

風見しんごさん

愛する娘を失う。
それを現実として受け止め、乗り越える。

風見さんは、最初は自分の心にぽっかり空いた穴が、
いつかは塞がってくれるだろうと思っていたと言います。
でも、無理だと、この穴は一生塞がらないとわかったそうです。
この大きな穴は、
愛するえみるさんが帰ってきてくれることでしか塞がらないんだと。

穴を塞ごうとするから苦しくて苦しくてしかたがなかった。
だから、その穴とともに、
穴のまわりに残されたものと生きていかなければいけない。
そう思うようになったそうです。

東日本大震災でお子さんを亡くされて、
一年経ってもご遺体が見つからず、
いまだに毎日捜しに出かけているという人から、
お手紙をいただいたそうです。
「周りからはもう諦めなさいって言われますが、
執着していてはダメなんでしょうか?」と。

風見さんは、その方にこうお伝えしたそうです。
「ふつうは、もう頑張って前を向いてと励ますのでしょうが、
あなたが気が済むまで執着していいと思います。
悲しみを乗り越えようなんて考える必要はありません。
悲しいときは泣き続けていいんです。
ありのままの自分を受け入れることで、
きっといつか光が差し込んでくるはずですから」

         

占い師のぼくのところには毎日、
いろいろな悲しみを抱えた人が相談にいらっしゃいます。

そんなとき、声をかけるのはやはり、
「元気を出して」「前向きに」「頑張って」
という言葉になってしまいます。

たしかに、そのまま放っておけないから、
なんとか頑張って立ち直ってもらいたいから、
人生いいことが必ずまたあるから、
そんな励ましの言葉をかけたくなります。
とくに恋愛の場合は、
挫折から早く立ち直って、
次の新しい恋に出会ってほしいと思うので、
ついついそういう言葉になってしまいます。
でも、その愛の深さによっては、
ぽっかり空いた穴と折り合う時間というのが
どうしても必要な人がいます。

その人の話を聞いてあげること。
そして、一緒に泣いてあげること。
未来を占うことよりも、
過去の傷の痛みをすこしでもやわらげてあげられたら。
それだけでいいと思うことがあります。

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