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続・帽子のこと。~赤いベレー帽~

帽子の話をしたら、思い出しました。
ぼくが小学校に入学のときのことです。

小学校の入学式なんて、
当たり前ながら、本人は初めてですから何もわからなくて、
ランドセルを背負って、シューズケースを片手に持って、
母親に着せられた服を着て、用意された靴をはいてでかけたのですが、
学校に着いて、自分だけがほかの生徒と違うことに気がついたのです。

ランドセルはみんなと同じ黒でよかったのですが、
着ている服がいかにもいいところのお坊ちゃん風で、
シューズケースもみんなよりおしゃれで高級そうなのも、
なんとか許容範囲だったのですが、
問題は帽子でした。

ほかの男の子たちは全員黒い学生帽を被っていたのですが、
なんと、ぼくひとりだけ赤いベレー棒だったのです。

赤いベレー帽

母を恨みました。
家に帰って、母に泣いて訴えました。
ぼくもみんなと同じ黒い学生帽にしてくれなかったら、
明日から学校に行かないと。

母はいかに赤いベレー帽がカッコイイか、
いかに黒い学生帽が決まりきっていてつまらない代物か、
ぼくを説得しましたが、
結局、息子が頑として「嫌だ!」と言い張るので、
しかたなくデパートにつまらない学生帽を買いにいってくれました。

さすが、ぼくの母です。
進取の気性で、ぼくにいつも
“赤いベレー帽”を選ぶ子になってほしいと願っていました。
そのおかげで、いつしかぼくも“黒い学生帽”ではなくて、
“赤いベレー帽”的な人生を歩んできましたが、
子どものころはまだ、人と違う自分には耐えられなかったんです。

ぼくの入学式のときの写真はすべてベソをかいています。

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