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穴澤雄介さんのこと。

穴澤雄介という名前をご存知でしょうか。

とても才能溢れるバイオリニストで、
ご自身で作曲もされて、
自らのオリジナル曲のみを演奏したCDが、
すでに4枚もリリースされています。

そして、人は彼を説明するとき、
必ずバイオリニストの前にこの修飾語を付けます。
それは“盲目の”です。

穴澤雄介さん  穴澤雄介さん

小学校のころ、心臓病の手術をしたことで、
その後遺症から、視力が落ち始め、
盲学校の専門課程に進学した頃には、
全盲になっていたとのことです。

全盲となったことで、音楽の道を迷いなく選んだそうですが、
父親の会社が倒産して住む場所もなく、
友人のアパートに転がり込んだり、
その後も苦難の連続だったそうです。

苦労をしたからこそ、他人の痛みもわかるんでしょう。
今回の大震災ではいち早くチャリティーコンサートの開催に動き、
3月~4月にかけて、休む日もなく全国を駈けずりまわりました。

彼の挨拶文の一節です。

これまで何度も演奏に呼んで下さった東北、
愛する東北のみなさんに、
何とかして私は恩返しをしたいのです。
今、音楽家として私に何ができるのか、色々と考えました。
私自身も義援金をあちこちから送りますが、
合わせて義援金集めのためのチャリティー演奏も、
可能な限り行ないたいと思いました。
そこで、私穴澤からみなさんにお願いです。
義援金集めのためのチャリティー演奏をさせてください。
もちろん私へのギャランティーなど、
考えていただく必要は全くございません。
近所の方々を集めるだけのホームコンサートでも大歓迎です。
会の趣旨が音楽でなくてもかまいません。
何かのイベントの1コマでもよいのです、
1曲だけでもよいのです、
募金活動さえさせていただけるなら、
演奏時間や音響条件などは問いません。
<中略>
「こんな時期に音楽なんて不謹慎」と
おっしゃる方もおいでかもしれません。
しかし、こんな時期だからこそ
みなさんに生の音楽に触れて元気を出していただいて、
前向きな気持ちになってもらえたならと思うのです。
私達は東北の方々の分までバリバリ働いて
日本経済を支えなければなりません。
落ち込んでいる場合ではないのです。
音楽は心のビタミンになれる、
そういう力が音楽には存在すると私は確信しています。


東京・下北沢Roomsにて  東京・下北沢Roomsにて

            

彼の演奏会にはいろいろなスタイルがあるそうですが、
ぼくが伺ったのが「ライブ&講演会」で、
バイオリンの演奏と彼の話を半分ずつ聴ける会でした。

やさしい音色のバイオリン演奏の合間に、
こちらも本当にやさしい語り口で、
示唆に満ちた話をしてくださいました。

Rooms店内  こんなアットホームな会でした

ぼくにも彼の言葉がたくさん残りました。

穴澤さんは、プロの演奏家になってから、
事故で左手の人差し指を骨折したことがあったそうです。
それもよりによって、
ライブのスケジュールがいっぱい詰まっていた時期だったそうです。
普通なら予定を全てキャンセルするんでしょうが、
なんと、彼は残った3本の指で必死に練習をして、
3本指で遜色なく弾けるようになり、舞台に立ったそうです。
それも、骨折している左手の人差し指には派手な指人形を付けて。

彼は言います。
「何かに行き詰ったら、時には、
あえて制限を設けてみることをおすすめします。
何もかも自由だと、逆にひとつひとつの大切なものが見えないんですよ。
障害を設けたり、自由じゃなくすると、
それで返っていいアイデアが浮かんだりします。
骨折直後には、左手をまったく動かせなかったので、
ひたすら右手の練習をしました。
そしたら、右手だけで弾く
『右手のエチュード』ができちゃった(笑)」

穴澤雄介の名前を覚えておいて、機会がありましたら、
彼のライブ、そして講演も是非聴いてみてください。
必ず良い出会いになるはずです。

穴澤さんを囲んで  最後は穴澤さんを囲んで飲み会です

ちなみに、
「この星を歩こう」は名曲ですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=UMfrlqme5mw


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